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ありがとうございました、先生。 [想い出いろいろ]

たかが中学2年の時に、軽い睡眠障害や胃腸が弱って食べられなかったり戻したりし始めた時。近所のおじいさん先生の病院に行った。

先生は、ゆっくり話を聞いてくれて、どこの中学に行っていて何部に入っているかを聞いてくれた。地域に根ざした診療を続けておられた先生は、少し前まで小学校の校医もされていたので、学校の事情もよく知っておられた。

たかが所属していた部活の厳しさや彼が負っている重荷を、多分親である私よりもよく理解してくれたのだろう。「安定剤」を処方してくれた。

たかは、おじいさん先生が「大変だね。でもすごいことだね。好きなら頑張ってするんだ。でも心配しすぎないようにね。楽しんでね。」といった言葉に慰められたのかもしれない。

症状はやがて治った。


私も持病を見つけてくださり、途中でもっと専門のところが良いからと、今通っている病院に紹介状を書いていただいた。本当に感謝している。


2020年に亡くなった母も、おじいさん先生にお世話になった。優しいお顔と優しい声と適切な診断とともに、つるっとしている頭が母は殊の外気に入って「ペコロス先生」と呼んで親しんでいた。


昨年、医師を引退して病院を閉じるとの話を聞いた。

そして、先週病院のあった道を通ったら、解体工事が始まっていた。


先生、お元気でいてください。

市の医師会のえらいお立場におられながら、難しい年頃の子どもにも、高齢の母にも、本当に親身になってお話を聞いてくださり、寄り添う治療をしてくださいました。

ご高齢の方の往診をするために、午後の診察をお休みされることがありましたね。自宅療養のご家族にとって、先生の存在がどれほど心強かったかと思います。

私の家族みんなが本当にどんな痛みや身体の心配を相談しに先生の病院の玄関を尋ねました。

ホームドクターという言葉がぴったりの先生でした。


先生、本当にありがとうございました。


ペコロス先生の病院の玄関

森下さんのスリッパ棚.jpg

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