花の思い出 [家族の事]
深山竜胆は父の好きな花であった。
父は紫色の花が好きで、私は竜胆や桔梗などよく買っては父の家に持っていって飾った。
初夏から秋口まで、高い山の低いところに咲くこの花を、写真にとってはブログに載せたり、引き伸ばして額に入れて飾ったりしていた父は、群生する小さな花が好きなのかなあと思っていたが、姫百合も好きな花だったから、有名で派手な花壇などで育てられる花ではなく、あまり知られていない山などに咲く探さないと見つからないような花が好きだったのかなと思う。
米沢にいて体が元気な時にはよく西吾妻に登ったりして花の写真を撮っていた。
亡くなってから荷物の整理をしたら、山ほどそんな花の写真が出てきて驚いた。
お父さん。山にさく小さな花が本当に好きだったんだなあ。
ちなみに私は、毎年誕生日にいっちがくれる勿忘草が何より好き。
花そのものも好きだけれど、その花には幸せな思い出がいっぱい詰まっている。
父ももしかしたら、そんな思い出があったのかもしれないと思う。
深山竜胆・・・みやまりんどうの思い出・・・。
2023-06-05 14:09
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