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変わっていく・・・。 [想い出いろいろ]

今年も総会大会に出席してきた。


「今年も」と書いたけれど、コロナの間3年間は、ほぼ総会と派遣礼拝のみで、静岡にあるホテルの施設を借りて開催されたのだった。


今年は四年ぶりに、神学校のある茨城の施設で懐かしい方々とお顔を合わせて、足掛け四日間のプログラムであった。


シオン通り朝.jpg


門を入ってすぐに、多くの古い大木が伐採されていることにショックを受けた。

この四年の間に何があったのだ!

敷地内のかつての風景は様変わりして、がらんとしたあっけない景色になっていた。

あちこち敷地内を「ええっ!!なんでやねん!」うわっ。無くなってる!」などとツッコミを入れながら会場まで歩く。


学院の畑.jpg


新しい計画があるのだろう。

そう思いたい。

良い計画であって欲しい。

そのビジョンが楽しみと喜びに満ちたものでありますように。


一万二千坪の敷地とはいえ、なだらかな斜面が続いていたり、葦で覆われたかつての池や、蛇が住んでいる広い湿地帯。古びてもう人の住むことのできない多くの宿舎。

どこを見ても思い出に満ち満ちているけれど、あまりにも古くて、手の入れようも無い広いだけの土地・・・。


かつての見事な桜並木も、3本並んだ仲良しの杏の木も、春になると良い香りを漂わせた沈丁花の大木も、遠くから見ても聳え立つ白木蓮の木も、枝いっぱいにピンクの花を咲かせた百日紅の木も、お茶の葉の生垣も、柿の林も栗の林も、豊かな作物を実らせた広い広い畑も、春ごとにおたまじゃくしが泳ぎ、子どもたちがザリガニ釣りに歓声を上げた鯉の泳ぐ池も・・・もう無くなった。遠い遠い昔のことなのだなあ。


時が過ぎるということの残酷さを改めて教えられた。

歳をとるはずだ。


無くなったもの全ては、人の手が懇ろに加えられて保たれてきたものだった。

その人手がなくなった今、どうやっても保つことはできないのだ。


故郷も変わる。

懐かしい土地や物も変わる。

指の間からこぼれ落ちるように時が過ぎていく。

大宮寮と桜.jpg


そして、そうでなければ出来上がらない新しいものが作り上げられていくのだろう。


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