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鐘を鳴らすのは私 [仕事の事]

 7月30日から8月1日までの三日間、茨城県にある神学校でもたれた夏のワークキャンプに出かけてきた。

 毎年夏に入る頃にもたれるこのキャンプは、一万二千坪ある神学校の敷地の整備(と言っても、ほぼ畑と林と原っぱだ・・・)と、これから夏の間もたれる様々な団体のキャンプが使う宿舎の清掃と、ワークキャンプ参加者の食事などのお世話が主なお仕事。

 私は一度も参加したことがない。もう若くないし、いまは父の介護もあるので、参加したいと思いつつ毎年諦めていた。でも今年は、鎌倉の妹が父のために来てくれたり、ショートステイを利用することにして思い切って参加した。

 神学生時代、学びとともに私たち神学生がする大きな仕事が、まさに敷地の整備や宿舎の掃除だったので、あまりにも懐かしく心が弾んで楽しみに楽しみにして出かけた。


 1日目の午後から、草刈機で草を刈る後から、熊手や竹ぼうきで草を集め、一輪車に山ほど積んで、畑の横で焼くために集めていく。半端ない暑さと日差しの中で、麦わら帽子をかぶり、タオルを首から下げ、背中には水筒を入れた小さな布のリュックをしょって、手には長い日焼け防止の手袋??をして、一心に熊手で草を集めていると、もう今から40年近く前の若かった頃を思い出した。

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 刈ったままの草をそのままにしておくと、下の草が枯れたり、湿気でカビが生えたり虫が大量発生したり・・・。大変だけど、草を集めて焼いていくことには、私たちの心の整理の仕方をも考えさせられて、本当に感謝な時を過ごした。こんな風に単純作業だけれど、体を思い切り動かしながら、心の中では自由に思い巡らす時が与えられることを、本当に本当に願っていた。

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 朝、昼、晩と厨房で多いときは30人くらいの食事作りのお手伝いをしながら、こういうこと本当に好きだなあ、と思った。

 一番嬉しかったのは、食事を知らせる鐘を鳴らすのをさせてもらったことかな(笑)毎回毎回「◯◯先生〜!鐘を鳴らして〜!」と言われて、喜んで鐘が下がっているところまで行って、紐を引き鐘を鳴らした。神学生時代も、こうして紐を引いて鐘を鳴らした。その頃は、食事の時間、授業の始まり、様々なときに鐘が鳴った。先輩や先生方から「鐘が鳴ったら即行動」と言われていたあの頃、従順であることを大切にしていたなあ。今はどうだろう・・・。

 最終日には、草を焼いた後の灰を、深くほった穴に一輪車で運び入れて終了となった。

 筋肉痛や腰と膝の痛みが心配だったけれど、夜に温かいお湯にしっかり浸かり、夜はゆっくり休んで、三日間どこも痛むことなく、心地よい疲れのみで、心には満足感と喜びが溢れて過ごした。


 今回は理事会がもたれるということで、夫に連れて言ってもらっての参加だった。食事で会うたびに心配そうに私を見ている夫に、感謝しつつ三日の間本当に自分のやりたいことを、やりたい通りに自由にすることができて、本当に最高の三日間だった。ありがとう!

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