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還暦を前に [家族の事]

新年は慌ただしくやってきた。

なんだろう…この落ち着かない感じ。

そんなに忙しく過ごしているつもりはないのに、じっくりと腰を落ち着けて何かをすることが出来なくなっている。

毎日が父の介護に始まり、介護に終わる。それはリズムになってきていて、家族もそれに馴れてきている。それが出来るということは感謝なことであるし、何の文句もない。それでもやはり、時間は制限され、縛られていると言っても過言ではない。

気持ちは落ち着かず、安心も出来ない。いのちを預かるということはこう言うことなんだな。



朝起きて、いつもの静まりの時を持つ。聖書を開き、思い巡らし、ノートに書き留める。この一日の始まりの時が、落ち着いて持てる時と、心の中で焦る気持ちが騒ぐ時と、果てしなく眠くだるい時がある。でもいい。それでいい。いろいろでいいんだ。

天気を見て洗濯機を回し、朝食を用意し、薬を飲み(これは自分の)食事をしながら朝ドラを見ると、父のお世話の時間になる。何時までかかるかは、そのときその時で違うのだから、焦らない様にする。それでも、デイサービスのお迎えが来る日は、間に合うようにと願う。父のスピードを変えようとするのではなく、準備と導きがうまく行くようにしなくてはならない。急いでもらっても良いことは何もない。父の気持ちがいらいらしたり、傷ついたりしないように…。

送り出してほっと一息。デイサービスに行かない日は、もう少しゆっくり。

この朝の一時間半ほどの時間が、仕事や急用で取れない時が問題なのだ。誰にも頼めないので、今のところ仕事も急用も入らないようにと祈るしかない。どうしようもない時は。腰を痛め、肩を痛めている87歳の母が、まさに老老介護の状態で支度をしなくてはならなくなる。


そんな父が昨年からショートステイを利用するようになった。2泊3日の間、優しくお世話をしてくれる介護士の皆さんに父をお願いし、母も私も二日間のんびり朝を過ごすことが出来る。初めは父に申し訳ないような気持ちだったが、帰って来るたびに冴えて言葉数も多くなる父を見ていると、かえって良かったと思える。


明日は私の60歳の誕生日。

日々は移り変わる。生活も状況も変わって行くのだ。そのことを心から喜んで受け入れることが出来るように、私たちの心が柔らかな豊かな平安と愛で満たされて行くことが出来るように祈っている。


雀の木冬.jpg


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