故郷 [家族の事]
5月15日日曜日に、父母の納骨式を無事に終えることができた。
5月らしい気持ちの良い天気だった。
墓地の横にある桜の木には、花はもうなかったけれど、地面には散った花びらがまだ残っていた。
父の故郷に住んでいる叔母も体が悪いのにきてくれて、従兄弟達も東京、仙台からきてくれた。従兄弟達も久しぶりに会うのだと言っていた。
これで一つの区切りがついたとも言えるな。
父がデザインして建てたお墓に、父と母の愛した人たちとともに納骨することができて本当によかった。
この旅の間には思うところもいろいろあったが、とにかく一つの区切りであることは間違いがないな。なんとも言えない想いではあるけれど。
もう一つ、やはり30年両親が過ごした土地は、ある意味で故郷でもあるのかなと思った。実際考えてみたら、私はその土地に3年ほどしか住んではいない。それでも、折りあるごとに帰る家としてその家庭はあったのだから。
懐かしい景色、懐かしい食べ物、懐かしい人たち。
行ってみたいところは多かったけれど、今回は次回のために少し行かずに残しておいた。懐かしく胸の痛む場所はいくつもあるけれど・・・。またの機会を楽しみにしよう。
雪の跡を残す山を見上げていると、すぐそばに父や母がいるような気がする。
そんなことを思った旅であった。
2022-06-16 17:12
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