この頃のこと [家族の事]
みー家族がコロナに感染した。
お婿さんが会社の帰りに一緒に食事をした上司の方が陽性だったことが後で分かった。
分かった時には38度の熱が出ていて、病院で陽性とわかった。
みーと2ヶ月の孫は、「みなし陽性」ということであったが、三日後にみーがやはり38度の熱を出した。陽性であった。こんなふうに感染は起こるのだということを、目の当たりに見た。自宅隔離ということで、三人の家族は自宅でこもっての生活になった。
隔離中に3ヶ月を迎えた孫も共に・・・。
とにかく子どもに感染せずに済むようにひたすら祈った。
友人のお孫さんが7ヶ月で、家族で感染してからやはり感染して40度の熱を出したという話も聞いた。
みーのところは一緒に狭いアパートに住んでいるのだし、母乳だし・・・。
一週間が過ぎ、二週間も過ぎた。
こっちゃん(孫)は毎日元気に過ごしたらしい。
ラインの写真と動画が送られてくる。
まだ3ヶ月ということも良い方に働いたかもしれない。自分で移動することもないし、自分から何かを触ることもないし、母乳をやるときも抱く時も十分に消毒して気を付ける毎日。外に出ることが出来ないので、食料はドアの外に届ける。しばらくは顔を合わせて会うこともない日々だった。
ようやく隔離が解けるということで会いに行った。
二週間の間家にこもり、静かな環境も変わらず両親の顔しか見ないで過ごしたこっちゃんは、まだ3ヶ月なのに、私の顔を見てしばらく無表情でじっと私を見つめてから、おもむろに顔いっぱいで泣いた。やれやれ。
明日は久しぶりに外に出て、我が家にやってくるらしい。
泣くやろうなあ。
まあ、泣いてもいいか。
会えることに心から感謝。
今、いろんな状況にある方々のことを思うと胸が痛い。
愛する存在と会えないままの方や、痛みの中にある方、先の見えない状況でただただ祈りの中にある方々、紛争や争いの中にある家族、その小さな子どもたち、どちらの国の人々も、やはり痛みの中にあるだろう。願う祈りも思う通りにはならない現状や、思いがけない喪失と取り戻せない時間に苦しむ方々。
レントの時を過ごし、受難週にみことばと黙想と静かな痛みと思い巡らしの中を通り、私たちはイースターの朝を迎えた。
行き着くところはどこにあるのか。
この暗い困難な世界を、どう見るのか。
変えることができるのか。
それでも私たちは心から上を見上げる。
最善を知っておられる方に目を向ける。
痛みと喪失と暗闇と沈黙を経て、輝く朝に蘇られた方に。
2022-04-22 12:03
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