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ダッシュは無理 [その他いろいろ]

先々週の木曜日。今になってマイナンバーカードを申請していたので受け取りに市役所の分室に出かけて行った。

私は免許証を持っていないし、パスポートも切れているので写真付きの証明書を持っていないのだ。特に不便だと思ったことはないけれど、面倒な時がたまにある。

そこで、ネットで申請して何ヶ月か経ってようやく受け取りに行くことになったのだった。


暑い日で、私はいつも自転車で出かけることが多いのだがその日は珍しく歩いて行った。

滞りなく手続きは終わり、めでたくカードを受け取った。その帰り道のことだ。


横断歩道を渡ろうとして後数歩で渡り切ろうとするときに、信号が赤になった。もちろん急に変わったわけではなく、点滅する緑を確認しながらも渡ったのだから途中で信号が変わるのは想定内だ。

とりあえず走ろうと思いダッシュで二歩!走った?時!!突然足首がねじれて転んで膝を突き、両手をついた。そんなスピードが出ていたわけではないのだからそれくらいで済むところなのだが、私の背負ったリュックが重かった。転んだ勢いでリュックは思いきり左に振り切られて、その力で私は両手をついた後に左の顔面からアスファルトに打ち付けられた。

ひゃあ〜〜〜〜。

目の前の自転車に乗った奥さんと、左からやってきていたバイクのお兄さんも、一瞬私と顔を見合わせて一緒に呆気に取られて時間が止まった。そして、二人とも自転車とバイクを止めてかわいそうなおばあさんを(あ、私のことです)助け起こし、大丈夫ですか?と聞いてくれた。お兄さんは何度も「怪我はないですか?大丈夫ですか?」と繰り返し聞いてくれた。

眼鏡の左がわが大きく歪んでいるのと、どうやら目の横をアスファルトで擦ったらしく血が流れているのを感じたが、不思議に痛みはなかった。それより申し訳なさと恥ずかしさで、大丈夫ですと言い、お礼を言うのもそこそこにそそくさとその場を後にしたのだった。

まあ痛みよりも恥ずかしさの方が大きかったのだな。本当に申し訳ない。

幸い傷は小さくて、出血もほとんどなく、そもそも挫いたと思った左足首も、痛みはそれほどなかった。家に帰って、みんなに転んだと言ったら、慰めてもらい「走るな。」と口々に言われた。

次の日は一日身体中が痛かった。

眼鏡は、作ってもらったお店までてくてく歩いて行ったのに閉店終業していて、またてくてくと歩いて帰った。それで、近くの眼鏡屋さんに行き無料で直してもらった。ありがたや。


娘がLINEで「はしるな こけるな 顔面からいくな」という標語をくれたので守っていこうと思う・・・?


何より走れなくなっているということがとても寂しく残念です。

いや走れるけれど、ダッシュは無理だね。うんうん。無理だ。


ところで問題は私のリュックだ。

子どもが生まれてから、ドラえもんのポケット鞄になって久しい。細々した便利グッズがないと不安になる。当然重い。そんな重いリュックだから、勢いで振られて重心を崩されるのは当たり前だ。


思った。

私もいつの間にか「あったら便利」と言いながら不要なものを詰め込んで、生き方がぶれているんじゃないかなと。

大丈夫と思っても、その重さで引き回されて怪我をすることになる。

シンプルに軽やかに生きたいものだ。

あってもいいし無くてもいい。

そんな生き方をしたいなあ。(願望)

と、思った。


わすれな草2.jpg

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