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母が入院

 母が入院した。

 2年前から骨髄異形成症候群を患っており、毎週ネスプという腎性貧血の注射を受け、6月初めにはヘモグロビンの数値が限界を超えて低くなり、輸血も受けてきたがやはり病状は進行していた。


 先週改めて骨髄検査を受けたが、昨日結果が出て白血病発症の疑いがあることがわかり、白血球内部の芽球(未完成の白血球、腫瘍の様なもの)が発生しているために、抗がん剤に当たるビダーザという注射の治療を始めることになった。

 来月89歳の誕生日を迎える年齢としては、その様な治療を受けることが母のために良いのか悩んだが、4姉妹で相談し、母の気持ちを確認して治療を受けることにした。

 

 今朝、ばたばたと入院の支度をして、隣町の妹の車で出かけて行った。私は父がいるので、家に残り、今日は実家に泊まることにしている。寝たきりの父は、レビー小体型の認知症のため、母の病状のことも今回の入院のことも話しても理解できない様子。

 何年か前に母が、静脈瘤で緊急入院した時の父は大変だった事を思い出した。心配して心配して、疑心暗鬼になってしまって私たち娘の言葉さえ信じられず、不安で顔つきまで変わってしまった。

 よく理解できず、平安で過ごしている今の様子を見ると、これで良かったのかも知れないと思う。


 人生は始まった時から終わりに向かっているのだ。

 どの様に生きるのか。

 どの様に終わりを迎えるのか。

 私たちにはわからないことももちろんたくさんあるけど、終わりがくるのはわかっているのだから、心は備えて生きたい、と深く思わされた。

 

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