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久ぶり〜〜 [その他いろいろ]

 長いお休みに関東の妹たちも帰ってきて、両親の家はたちまち賑やかになった。父のお世話をみんなでしてくれて、私は何もしなくても良い毎日を過ごした。といっても、実は理由があるのだった。


 4月8日の月曜日の朝に、大阪で会議を兼ねた感謝会があり、ホテルでの食事なのでスーツを着て家を出た。久しぶりにハイヒールを履いたんだもん、そりゃあ事故が起きても不思議ではない。

家の前の横断歩道で、自転車をこぎ出そうとしたところで転んだ。ひどく転んだ。そして、車道の真ん中で起き上がれなくなったまま両手両膝をつき、いわゆる土下座状態で固まってしまった。身体中が激しく痛み、左の膝に大きな丸い擦り傷ができ、右足は腰から下が動かなくなった。

 幸い車が来ていなかったのと、通りがかったおじさまがすぐに駆け寄って来てくださり「大丈夫かっ?立てるか?」と聞いてくださった。さらに「救急車呼ぼうか?」ともいってくださった。パニックになりながらそれだけは断り「すみませんがお手をお借りできますか?」ときいた。するとおじさまは「もちろん」と言って助け起こしてくださり、その間に止まった車から降りて来た青年が自転車を歩道に持って行ってくださった。おじさまの手を借りて(いや腕にすがってかな…あんまり覚えていない)自転車のところまで行き着き、助けてくださった方々にお礼を言って大丈夫ですからと言って行っていただいた。何と言っても家の前だ。

携帯で連絡して夫に助けに来てもらってなんとか帰った。

膝からは血が流れ、体の右側が痛んで歩けない。

すぐに奇跡の鍼灸整骨院に電話したら午後4時過ぎに予約が取れた。近くの整形外科でレントゲンを撮ってもらい、骨と靭帯には異常がないことを確認した。

 実は、その整形外科は、以前私の左手薬指の骨折に際して、継ぎ間違えたと言ってもう一度折ってもいいかと聞いたいわくつきの病院だ。そう言われた私は、血の気が引いて倒れそうになりながら「結構です!ピアノが聞けなくなっても、ペンを持てなくなっても、キーボードがうまく打てなくなっても、雑巾がしぼれれば、雑巾さえしぼれればそれでいいです!(健気[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)][たらーっ(汗)])」と心の中で叫んで、継ぎなおしを下がった先生にお断りをして帰ったというなんだかわからない病院なのだ。思い出しただけで血の気が引く。でもその病院でレントゲンは撮影できる。ちなみに、左の薬指は、そのまま曲がってくっついてしまったのだが、ピアノも弾けるしキーボードも打てる。良かった。もちろん雑巾であろうがレモンであろうが、なんでも絞れる。ちゃんとしたグーはできなくなったけど…。


 奇跡の整骨院の先生は、私が待合室の椅子から立って診療室に入るのをじっと見ていた。そして「捻挫だけではないですねー。なんか色々ありますね、ふふふ(佐藤健か亀梨くんかあるいはDAIGOかというイケメンなのにサドっ気があるT先生)」

診ていただいた結果「左足首の捻挫、左太ももの肉離れ、そして左側の腰のぎっくり腰ですね、ふふふふ」とT先生は宣言した。(嬉しそう…)


 治療の間「ぎゃー!!!」とか「一ったーーーーいっ!」とか「いたっっっ!!いたっっっっっっ!!!」と私が叫び声をあげるたびに「痛いですね(ふふふふふ。注:小声)」と先生は静かに笑っていた。

 そうして3週間毎週治療に励んだ。痛かったよーーー。


今は動かさなかったのでむくみがあり、そのむくみの治療がまた死ぬほど痛い。あんまり痛いので、「ちゃんと運動しますからーー(勘弁してくださいーー小声)」というと先生は大笑いする。でもそのマッサージが終わると同じように触っても全く痛みがなくなるのが本当に不思議。事故?から4週間。ほぼ完治と言っていいでしょう。


自転車で走り出す前だったこと、車道の真ん中だったけど車が来ていなかったこと。親切で紳士な(私が手を貸してください、というまでしゃがみこんでそばにいてくれた)おじさまや車を降りて自転車を直してくれた青年がいたこと、骨も靭帯も痛めなかったこと。T先生の予約が取れたこと(いつも予約が一杯)心配して祈ってくれて、家のことも細々助けてくれた夫を始め家族たち。

ただただ感謝です。


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