あれから24年 [想い出いろいろ]
いつもと同じように夕方を迎えた。
日が沈んで食卓を囲み、賑やかに夕食を食べた。
その日は、大きな集まりがあったので、とても疲れていた。
お客さんたちを送り出し、みんなで後片付けをした。
昼食に出た赤だしのお味噌汁が残っていたので、うちの台所に大鍋をおいたままにしていた。
今日のように明日があり、いつもの朝を迎えるのだと何の疑いもなく休んだのだ。
いっちとみんみは二段ベッドの上と下に、まだ3歳だったたかは私たち夫婦の間に寝ていた。
静かな夜だった。
たぶん誰もがそう思っていた。
今日のように明日があり、そうして日々が繋がっていくのだと。
でも違った。
あれから24年。
忘れる?そんなことはありえない。
忘れることなんか出来ない。
今も涙が溢れる。
あの日失われた人。
あの日失われたもの。
あの日から与えられた繋がり。
あの日から与えられたもの。
忘れない。
2019-01-16 23:00
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