母の米寿 [家族の事]
九月はいっちとみんみとたかの誕生日の月。
そして、私の母の誕生月でもある。
今年母は88歳になった。米寿である。めでたいことだ。
色々厄介な病を持っている母だが、毎日父の介護を共にしながらも、細々した家事も毎日の生活も守られて過ごせていることに感謝。
相変わらず可愛い母である。一言で可愛いと言っても、実にいろんな意味があるけど…(笑)
母の誕生日を機に関東の妹たちも集まり、お祝いの食事会をした。
一番下の妹が、米寿のお祝いの色は黄色だということで、大きな盛り花を送ってくれた。とっても素敵だ。
父は起きて一緒に食卓につくことはできなかったが、居間で話し声や笑い声が響いていることを喜んでいた。
考えてみたら、昔から女ばかりの家族の中で、父は寡黙…にならざる得なかった?いや、もともと静かな人だった。実に中身は強い人であるが、普段はいつも穏やかで丁寧で静かな人だ。曲がったことが嫌いで、きちんとしていないことが嫌いで、「まあまあ」ということを納得できず、苦しい思いをしたこともあっただろうと思う。
高校を卒業して、神学校に入り、二十歳すぎで牧師として働き始めた。
世間を知らないという人もいるけれど、多分父は世間を知っても本質は変わらなかっただろうと思う。そういう人だ。
秋晴れの良い日に、車椅子の父と母と、父の好きな小さな花々を見に行けたらいいな、と思う、本当に。
2018-09-18 13:34
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